家を売却したあと、「確定申告は必要なの?」「利益が出ていなくても申告しないといけない?」と
疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
不動産を売却した場合、必ず全員が確定申告をしなければならないわけではありません。
売却によって利益が出たかどうかや税金の特例を利用するかどうかによって、確定申告の必要性が異なります。
今回は、家を売ったあとの確定申告について、基本的な考え方をわかりやすく解説します。

💰 家を売ったら必ず確定申告が必要?

家を売却したからといって、必ず確定申告が必要になるわけではありません。
基本的には、不動産の売却によって「譲渡所得」と呼ばれる利益が発生した場合に
確定申告が必要となります。
一方、購入時よりも安い価格で売却し、利益が出ていない場合には、
原則として確定申告が不要となるケースもあります。
ただし、売却損が出た場合でも一定の特例を利用できることがあるため、
状況によっては確定申告をすることで税負担を軽減できる可能性があります。

🧮 譲渡所得とは?

譲渡所得とは、簡単にいうと不動産を売却して得た利益のことです。
単純に「売却価格=利益」ではありません。
売却価格から、その不動産を購入したときの費用や売却にかかった費用などを差し引いて計算します。
たとえば、購入時の価格や購入時の仲介手数料、売却時の仲介手数料などが
計算に関係する場合があります。
建物については所有期間中の減価償却費相当額を考慮する必要があるため、
実際の計算は複雑になることもあります。

🏡 マイホーム売却では特例が使えることも

自宅として住んでいた家を売却した場合、
一定の条件を満たせば「3,000万円の特別控除」を利用できることがあります。
これは、譲渡所得から最高3,000万円まで控除できる制度です。
ただし、特例を利用するためには確定申告が必要です。
「控除を使えば税金がかからないから申告もしなくていい」というわけではないため注意しましょう。

📆 確定申告はいつする?

不動産を売却した場合の確定申告は、原則として売却した翌年に行います。
たとえば、2026年中に家を売却した場合は、2027年の確定申告期間中に申告を行うことになります。
売買契約書や購入時の資料、仲介手数料などの領収書が必要になる場合があるため、
売却後も関連書類は大切に保管しておきましょう。

📄 確定申告に必要となる主な書類

状況によって異なりますが、不動産売却後の確定申告では、
売買契約書や取得費・譲渡費用を確認できる書類、登記事項証明書などが必要になることがあります。
利用する特例によって追加書類が必要になる場合もあるため、事前に確認しておくと安心です。

⚠️ 購入時の金額がわからない場合は?

相続した実家や何十年も前に購入した住宅では、
購入時の売買契約書が見つからず取得費がわからないことがあります。
この場合、売却価格の5%相当額を概算取得費として計算できる場合があります。
ただし、実際の取得費より大幅に低くなると譲渡所得が大きく計算され、
税負担が増える可能性もあります。
購入時の資料が残っていない場合でも、取得費を証明できる資料がないか確認することが大切です。

✨ まとめ

家を売ったあとに確定申告が必要かどうかは、売却によって利益が出たか、
特例を利用するかなどによって異なります。
特にマイホームの3,000万円特別控除などを利用する場合は、確定申告が必要です。
不動産売却では税金の計算が複雑になることもあるため、
不明な点がある場合は税務署や税理士などの専門家へ確認することをおすすめします。
家の売却をご検討中の方は、売却価格だけでなく売却後の税金や手続きも含めて
事前に確認しておくと安心です。

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